- -- なるほど。人間的な温かさ、みたいな価値ですか。
- 橋本:
- はい。例えば、アマゾンが買収したザッポス。これはアメリカで靴の通販をやっている会社なんですが、サポートセンターに莫大な権限を与えて、ユニークで、ヒューマンタッチな対応をしているんですよ。ある時、靴を試しにサイズ違いで数足買ったお客様が数カ月たっても他の靴を返品してこない。不思議に思ったサポートセンターの人が問い合わせをすると、そのお客様の娘さんが出られて、お客様が先日亡くなってしまっていたことを知りました。そのゴタゴタ等で送ることが出来なかった、と。もちろん、娘さんが送り返してくれたので、残りの靴が返ってきました。ここで、終わりではなく、そのサポートセンターの方は、そのお客様と娘さんにお悔やみのお花を送ったんです。こんなことは機械的に処理してるITだけでは難しいですよね。
- -- へぇ~人情味あふれる話ですね!
- 橋本:
- デジタルな中だからヒューマンタッチを出し、人間的なコミュニケーションで差別化出来ているいい例だと思います。結局、実はみんな寂しいのかもしれませんよね。だから人と、人とのつながりを求めている。
- -- なるほど。じゃあ、今のこの電子書籍への流れも、そのつながりを増やしていくものなのかもしれませんね。
- 橋本:
- そうかもしれませんね。電子書籍が進んでいくと、新聞や雑誌以外に、小説なども電子化していくと思います。
- -- 小説もですか。
- 橋本:
- 小説は、今流行っているゲームの『ラブプラス』みたいに、単なる読み物としてではなく、ゲームに近くなるんじゃないでしょうか。やっぱり新聞雑誌は、若い人が段々読まなくなってきてますからね。若い人も、シニアの人にも使いやすくなる電子書籍なんか出来てくるとよりいいと思います。
- -- そうですね、そうなっていくと便利な世の中になると思います。橋本さん、今日はどうもありがとうございました!
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